梅雨は蹄の大敵！馬の蹄トラブルを未然に防ぐおすすめケアグッズのご紹介

梅雨の季節は馬の世話が一番大変な時期かもしれません。湿気が多く、馬体内部や蹄の状態が不安定になりがちです。
中でも蹄叉腐爛（ていさふらん）は深刻な問題で、適切な対策を怠ると治療に長い時間を要し、最悪の場合は蹄にヒビが入ったり割れてしまうことも。

そこで今回は、蹄叉腐爛の症状と原因、予防法、そして対策に役立つグッズをご紹介します。

【蹄叉腐爛（ていさふらん）とは?】

蹄叉腐爛とは、馬の蹄が過度に柔らかくなり、つま先の蹄叉(蹄壁と蹄底が重なる部分)が腐って裂けてしまう状態を指します。馬の蹄は見た目は固そうな印象ですが、非常に複雑でデリケートな構造をしており、過度の湿気や細菌の繁殖により、簡単に健康が損なわれてしまいます。

梅雨時は高温多湿な環境に曝されるため、細菌の繁殖や蹄が柔らかくなりすぎて蹄叉腐爛を発症しやすくなります。
蹄は常に一定の硬さを保つ必要があり、過度に柔らかくなると蹄の表面の蹄壁（ていへき）と蹄の下面の蹄底（ていてい）が重なり合う楔形の角質部分である蹄叉（ていさ）が腐食し始めてしまうのです。

蹄叉腐爛の初期症状としては、蹄叉部分に亀裂が入り始め、そこから少しずつ腐敗が進行していきます。放置すると、亀裂の部分から細菌が蹄の内部に入り込み、蹄壁と蹄底の間に化膿を引き起こしてしまいます。
その結果、蹄は悪臭や化膿を伴うようになり、馬は歩行時に著しい痛みを感じるようになってしまいます。

予防法

以下は基本的な蹄叉腐爛を予防する上での対処法です。

馬房の清潔保持と乾燥対策
乗馬頻度の調整
専用の蹄油/クリームの使用

おすすめの蹄ケアグッズ

1, NT Dry Powder

蹄低面などにパウダーをふりかけ、蹄の裂け目や穴などに軽く押し込む感じで刷り込むだけOKの優れもの。
乾燥・殺菌作用で状態を改善し、蹄をドライに、厩舎内の湿気、細菌から守り、蹄叉腐爛、蹄恩炎症などを防止します。
梅雨時の愛馬のメンテナンスに重宝しています。ウーマジャポンから購入できます。

2, 蹄油, 蹄用クリーム

・英国公室御用達のCDM (カー＆デイ＆マーティン) 社の蹄油とクリーム

英国王室御用達、英国最古で歴史あるホース＆レザーケアブランド、カー＆デイ＆マーティン社の蹄油・蹄用クリーム。

・CDM　コニュクリューシン　ティーツリーフーフオイル：殺菌効果のある精油ティーツリーを配合した高品質なフーフオイル。無色なのでどのタイプ、どの色の蹄にもお使いいただけます。ブラシ付き。
Amazon, 楽天から購入可能です。

左から

コニュクリューシン　オリジナル　フーフクリーム：伝統的な蹄用クリームで、蹄冠や蹄壁にマッサージすることで健康でしっかりした蹄をつくります。
健康な蹄には週に一度、蹄の状態により週に２回から毎日使用します。
コニュクリューシン　デイリーフーフバリア：水分や尿から蹄を守る、防水性のある蹄油。水は弾くけれど、蒸散性があるため蹄の皮膚呼吸を妨げません。蹄叉腐乱を防ぐ抗菌成分入り。柔らかい蹄のお馬さんの日々のケアに。

楽天から購入可能です。

ヴァナー＆プレスト　フーフオイル　-5Lタンク入り：伝統的な作りの液体蹄油。パインタールオイルとミネラルオイルが穏やかな抗菌作用をもたらします。アロマオイルの爽やかな香り。艶やで健康的な蹄作りに寄与します。
ヴァナー＆プレスト　フーフタール　（木タール・モクタール・蹄油）：防腐効果のある松の木から作られた木タール。蹄叉腐乱など多岐にわたって蹄をケア