2024年パリ五輪で、日本馬術チーム『初老ジャパン』が総合馬術団体で見事、92年ぶりのメダル獲得👏
今回は、栄光の瞬間を彩った選手たちの「勝負ヘルメット」に迫ります。
オリンピックで活躍した選手や日本馬術連盟の公式インスタグラムを見ながら、一緒にパリで輝いた騎手たちの装いからを振り返りましょう。
パリ五輪で日本が総合馬術団体で銅メダルを獲得!
パリオリンピックの総合馬術団体戦で、日本代表チームが92年ぶりにオリンピックメダルを獲得、日本チーム団体としては初のメダルを獲得!2024年7月29日は、日本の馬術史において記念すべき日となりました。
初老ジャパンというネーミングでも話題になった日本チームは
大岩義明選手、戸本一真選手、北島隆三選手、田中利幸選手の4名
見事な技術とチームワークを披露しました。
ちなみに92年前のメダル獲得は1932年のロサンゼルスオリンピックで、西竹一(にし たけいち)選手が個人障害飛越競技で金メダルを獲得しました。これは日本の馬術競技で初めて、アジア諸国でも初のメダル獲得でした。
ベルサイユ宮殿をバックにした特設会場も話題に☆
総合馬術競技は以下の3種目で構成されます。
- 馬場馬術: 決められた馬場内で、様々な歩様や動きを正確に演じる競技です。優雅さと精密さが求められ、馬と騎手の調和が重要です。
- クロスカントリー: 自然の地形を利用した野外コースを、決められた時間内に走破する競技です。固定障害物を飛越しながら走るため、馬と騎手の勇気と持久力が試されます。
- 障害馬術: アリーナ内に設置された障害物を、決められた順序で飛越していく競技です。落下や時間超過に対して減点があり、減点の少なさと速さを競います。
日本チームは初日から安定したパフォーマンスを見せていました。
しかし最終日の障害馬術前に予期せぬホースインスペクション(馬体検査)で、北島選手の馬(CEKATINKA号)が出場保留となるアクシデントが発生。
田中選手が代わりに出場し、交代ペナルティー20を背負いながらも見事な障害馬術を披露し、チームを銅メダルに導きました。
日本代表チームの皆さん、おめでとうございます!
表彰式ではお馬さんにもリボンが贈られ、「かわいい♡」と話題に。
ちなみに初老ジャパンのみなさんはKEPのヘルメットを着用されていました。
さらに近代5種では日本初、佐藤大宗 2曹が銀メダルを獲得!
オリンピックで馬術、乗馬に興味を持たれた方で、馬術競技会に足を運んで実際に観戦してみたい!と思われた方は、日本馬術連盟のHPにて馬術競技観戦のマナーが載っていましたので、ぜひご一読ください。
総合馬術団体 金メダル – イギリス
パリ五輪で総合馬術団体競技の金メダルはイギリス
(左からTom McEWEN選手、Laura Collett選手、Rosalind Canter選手)
が獲得しました。
イギリスチームのコレット選手は総合馬術個人でも銅メダルを獲得!
コレット選手のインスタグラムを見ると、UVEXのヘルメットを着用されていました。
マックウィーン選手とキャンター選手はチャールズ・オーウェンのヘルメットを着用。
総合馬術団体 銀メダル – フランス
総合馬術団体の銀メダルは開催国のフランス
(Nicolas Touzaint選手、Karim Florent Laghouag選手、Stephane Landois選手)
が獲得しました。
Nicolas Touzaint選手はGPAのヘルメットをご着用。
表彰式の一番左の銀髪のKarim Florent Laghouag選手は、Freejumpというブランドのアンバサダーをされています。
Stephane Landois選手はNACAというブランドのヘルメットでした。
【番外編】アメリカのラッパー スヌープ・ドッグさん
2024年8月3日、パリオリンピックの馬術競技が行われたベルサイユ宮殿に、アメリカのラッパー、スヌープ・ドッグ(Snoop dogg)さんが馬術選手の格好で登場し、大きな話題となりました。スヌープ・ドッグさんは黒のヘルメット、手袋、ジャケット、白いシャツ、そしてサングラスとS字形のブローチを身に着け、まるで本物のライダーのような姿で、観客やメディアを驚かせました。
彼は米NBCテレビのパリ五輪特別特派員として馬術以外の競技も観戦しました。
ちなみにスヌープさんはSamshieldのヘルメットを着用されていました。
オリンピック終了後も9月からはパラリンピックの馬場馬術競技も始まり、日本からも稲葉将選手、吉越奏詞選手が出場します。引き続き応援していきましょう♪